県政地域の市町村ヒアリングお行いました。
南足柄市、松田町、山北町、開成町、中井町、大井町、箱根町、湯河原町、真鶴町の合計1市8町の首長や職員の方々と対話をしました。
神奈川県でも自然が豊かな地域の自治体が多い地域ですが、小規模自治体としての様々な問題点を抱えている現状をお伺いしました。
全体的には、国の制度改正に伴う、インフラ整備のコストが財政を圧迫してるという課題があります。現代の行政運営にはIT技術が不可欠になってますが、制度改正ごとにプログラムなどを改変しなければならず、それにかかるコストは自治体の大小を問わずあまり大差がないそうです。そうなると、スケールメリットの働かない小規模な自治体にとって負担は重くなります。県域を網羅する共通のインフラ整備が望まれていました。
また、道路や交番といった要望は地域を問わず挙げられていました。
さらに、興味深い視点としては、町役場は有能な人材が集まりにくいため、県などから人材の派遣などを促進してほしいというものでした。開成町の首長によると、役場の職員のレベルアップは、行政運営に不可欠であり、県や国から来た有能な役人は職員に刺激を与えレベルアップを促すとのことでした。
突発的な大雨のなかでしたが、普段触れることがない県西地域の諸課題について理解を深めることができました。