神奈川県議会

13年かかりました。でも実現します。〜政務活動費の全面公開

本日の本会議で、「神奈川県議会政務活動費の交付等に関する条例の一部を改正する条例」が全会一致で可決され、2007年の県議会議員初当選時より公約にしてきた「政務調査費の公開と使途基準の明確化」がほぼ完全な形で行われることになりました。

※2012年に「政務調査費」は「政務活動費」に名称変更されました。

1.公約した背景
2007年当時、政務調査費の不正使用が全国的に相次ぎ、神奈川県議会のいくつかの会派も億単位の返還訴訟を受けるなど、地方議員に対する不信が高まっていました。このような中、当時大和市選挙区で現職候補に対して、新人にしか訴えられない政務活動費の公開と使途基準の明確化を公約の一つとして当選しました。

下図は、選挙公約「神奈川改革プラン9」の該当部分。

また、2010年に提言した「神奈川県議会 議会改革50の提案」(下図は該当ページ)の中ではより踏み込んだ具体的な提案を行いました。

2.たかが情報公開、されど情報公開

数年前に形式的には完全に情報公開の対象にはなりましたが、請求のためには県議会に来て、煩雑な手続きや資料を複写するための費用などがかかり、実質的には完全な情報公開とは遠いものでした。
ここ数年は、ホームページ上での完全公開が議論の中心でした。
今回の条例改正で、ようやくこれらが実現したことになります。情報公開請求がなくても政務活動費関係書類を閲覧することが可能になり、ホームページ上での証拠書類等の写しも公開されることになります(こちらは令和6年度からですが)。
この間、政務活動費の指針も何度も見直され、より厳格な運用もなされるようになりました。

3.正直言うと
今期で引退表明をしているので、自分自身が掲げた公約の中でも最も力を入れてきた議会改革の一つが実現したことに達成感はあります(令和5年度は引退しているので、私の証拠書類はHP公開の対象になりませんが)。条例可決の起立の瞬間、近くにいた当選同期の議員と顔を見合わせました。お互いお疲れ様と。

ただ、一方で、県民の皆さんからしてみれば、「政務活動費のHP公開一つを実現するのに4期もかかるのか」と思われる方もいるのではないかと思います。これについては、私も反論の余地はありません。

正直言うと、この程度の自己改革を10年前に終わらせるスピード感があってもよかったかなと思っています。

28歳の痩身の若者も、中肉中背の白髪混じりの中年になってしまいましたよ(笑)

共生の共創〜自分らしく生きる
神奈川県議会議員
菅原直敏