ホノルル市議会の副議長であるNestor Garcia氏と会談を行う機会を頂きました。
私が普段から問題意識を持っている米国地方議会の実際について多くの質問をさせて頂きました。
ホノルル市議会の議員数は9名(人口は100万人近い)。
議員報酬は年5,200USドル。自治体の憲法において、議員はパートタイムとされていますが、実際は大変忙しいようです。日本の地方議会議員のように本来業務外(冠婚葬祭や選挙活動等)で日々の活動が忙しいのではなく、議員としての本来業務で忙しいようでした。なお、5,200USドルという年間報酬は、全米では比較的高額な部類に入ります。
個人の執務スペースを持ち、専属のスタッフを5人抱えていました。スタッフはみなフルタイムとのこと。選任をするのは議員本人で、役所の職員ではありません。
日本の地方議会では、議員が議会活動に専念できるための環境づくりという点には重きが置かれません。むしろ、秘書制度や交際費の導入など、議員が選挙活動に専念しやすい環境を求める声が根強くあります。
議員の役割を改めて考えさせられる有意義な会談でした。