大山町のNPC運動と大分県の外国人観光客誘致施策について調査をしました。
NPC運動とは、New Plum and Chestnut運動の略で、かつて「梅・栗植えてハワイに行こう」というキャッチフレーズで話題になった運動です。
山間部の稲作に適さない大山町が如何にして農家の平均所得を大幅に向上させ、地域振興にまい進しているかという点が調査のポイントでした。黒川温泉と多くの点で共通点がありました。やはり行政に依存をするのではなく、まず住民自らが考え、失敗を繰り返しながら成功に至っています。そして、常に問題意識を持ち続けています。
大分県の外国人観光客誘致は、施策の問題点を明確に把握し的確な方向性を打ち出している点で参考になりました。例えば、東アジアの観光客を誘致するにあたり、韓国人、台湾人、香港人、中国人など出身国や地域によってパンフレットの内容を変えたりする対応などは、大変重要であると思いました。たいていの場合、同じ内容のものを言葉を変えて用いていますが、国によって対応の日本に対する理解度も異なるからです。
今回の調査は常任委員会でも取り上げられる事柄が多くありました。
詳細な報告は、後日報告書にて行います。