●議員定数及び報酬の半減
名古屋市議会では、議員定数及び報酬の半減の条例案と政務調査費の廃止の条例案が市長より提案されています。議会の待遇を制限する条例案を市長が提出することは、本来的には市長の立場を有利にすることであるので、あまり好ましいとは言えませんが、内容自体は議会自身が真剣に考えなければならないことであり、その経過が注目されています。
市長の提案した条例案はその根拠も乏しく(なぜ半減・半額なのかが判然としないため)、乱暴な内容ですが、さりとて現状の議会の現状がそのまま良いというわけでもなさそうですので、面白い問題定義であると感じます。
ここまで話題になると、議会側も単に否決することだけは許されないでしょう。議会側の対応が注目されます。
●税金を安くする
減税と言えば名古屋市ですが、実は東京都の杉並区でも現在減税の議論を行っています。名古屋市と違うのは、単純に減税を行うのではなく、区予算の一部を積み立ててその運用益で2020年度からの減税を目指すという点です。
年収500万円のモデルケースだと、年間1万円程度の減税になるそうです。こちらも議会の審議が注目されます。