神奈川県立瀬谷養護学校と県立大和東高校内にある分教室を視察しました。
○瀬谷養護学校
県内でも歴史のある瀬谷養護学校を視察しました。
瀬谷養護学校は、他校と違い生徒数も多く、敷地も広いのが特徴です。いわゆる過大規模化といわれる問題に直面しています。過大規模化で生徒数が学校の規模以上に増えることによって、教育や普段の生徒の生活に支障を及ぼす可能性があります。
過大規模化への対応としては、新たな学校を新設することがよく求められますが、予算的に大きな障壁があります。また、学校を新設することは、そこで働く人材の確保も必要となり、箱ができてもむしろこちらに難があります。さらに、過大規模化は、障害児が通常の学校で教育を受けるインクルーシブ教育がうまくいっていないことの裏返しの側面もあり、必ずしも施設整備のみに頼ることが本来的な解決になるわけではないといこともいえます。
以下の3点の政策を並行的に進める必要がありますが、現場サイドとしては3の点に重きを置いていく必要性を述べておられました。
1.施設整備
2.人材確保
3.インクルーシヴ教育の推進
○分教室
平成17年より、養護学校の過大規模化に対応すべく、普通高校に分教室を設けるようになりました。大和東高校のそれは比較的に初期の段階のもので5年の歴史があります。
「分校」ではなく「分教室」です。分校になると管理者を置いたりするなどの違いがあります。
分教室に入学するには、いくつかの条件があり、比較的自立的な生徒がいました。丁度、学園祭の準備の最中であり、私自身も生徒からインタビューを受けました。
分教室は、養護学校の過大規模化に対応する対症療法でしたが、現在では新たなニーズを生み、当初予測していなかった良い効果も生まれているとのことでした。例えば、分教室は普通学校内にあるので、普通学級の生徒との交流が少なからず存在するという点は大きな効果です。
但し、分教室は普通高校に「間借り」をしている形となるため、施設利用など様々な点で不都合もあるようでした。