厚木土木事務所と厚木土木事務所東部センターを調査しました。
○厚木土木事務所東部センター
厚木土木事務所東部センターは、相模原市の政令市の移行に伴い相模原市域に土木事務所の設置の必要性がなくなったために、旧相模原土木事務所の所管地域であった大和市・綾瀬市・座間市に海老名市を加えて管轄するために作られたセンターです。
以下の箇所について、現地に足を運び視察をしました。
・綾瀬インター(仮)
・引地川
・丸子中山茅ヶ崎線
綾瀬インターについて、現在県はスマートインターチェンジ方式を検討しています。従来の方式と比較して予算や工期に大きな差が出てきます。
引地川については、流域の安全のために拡幅工事を下流域から行っています。下福田中学校区域については既に工事が着工しており、写真のような形になっています。

問題は、それよりも上流にあるいわゆる千本桜と呼ばれる地域の拡幅工事です。同地域は大和市だけではなく、県内屈指の桜の名所として知られ、拡幅工事を行うことは桜の伐採につながります。
拡幅工事は、流域住民の安全のためになされるものですが、今まで大規模な災害が起こったわけではなく、拡幅工事に関しては周辺住民から反対の声も多くあるようです。確かに、川が拡幅されると下福田中学校地区のようなアスファルトに囲まれた川になります。安全かもしれませんが、地域の雰囲気は大きく損なわれます。
桜を残すような代替案や、事業の必要性、プロセスの適性など様々な問題が山積しており、非常に難しい案件であると考えられます。なんとか桜が残るような方法を考えられないかと私自身は思います。

丸子中山茅ヶ崎線については、過去に何度も触れてきました。次回の常任委員会でも取り上げる予定です。
○厚木土木事務所
午後は厚木土木事務所を調査しました。
・相模川河原口地区河川改修
・座間荻野線中津川大橋・Ⅱ区間
・田代地区 地すべり防止対策
・戸室A地区 急傾斜地崩壊対策工事
等を視察しました。

写真は相模川河原口地区河川改修の現場です。土のある部分が全て川になります。