自治・議会改革

提案12:議会ホームページの充実

提案12:議会ホームページの充実

【内 容】

常に他の都道府県議会以上に充実したホームページを目指します。

【目 的】

開かれた議会の推進(11条1項、2項)

【現状・課題】

○今まで紹介してきたように、様々な点で神奈川県議会のホームページは拡充の余地があります。

⇒常にホームページによる情報公開で先頭を走ることは、少しの努力で可能です。但し、あれもこれも情報を詰め込むことが、ホームページの充実にあたるわけではないことは注意が必要です。あくまでも、「県民が求める情報を、わかりやすく提供すること」が県議会のホームページには求められます。更新する者の労力も勘案する必要があります。

○ホームページの情報の優先順位付けがしっかりとできていません。

⇒例えば、本県議会のホームページでは、議案内容等、大変重要な情報が存在しない一方で、議会ポスターのページが充実しています。情報の優先順位づけをしっかりと行い、優先度の高い情報から更新していく必要があります(もちろんポスター等の掲載が悪いわけではありません)。

【手 法】

○定期的に他都道府県議会及び先進的な議会のホームページ(国内外問わず)を調査し、参考になる取り組みがあるようであれば、議論をして迅速に取り入れていきます。

【費用・財源】

○既存の予算内で対応します。

【効 果】

○県民理解の促進…県民が必要とする議会の情報を発信することで、県議会に対する県民の理解及び参画が促進されます。

【参 考】

○充実したホームページを持つ議会…三重県議会

 47都道府県議会の中でも、三重県議会のホームページの充実はかなり高いレベルにあります。最近リニューアルされた神奈川県議会のホームページは、体裁は三重県議会のそれを参考にしていると思われますが、内容面において大きく差をつけられています。

 三重県議会のホームページの特徴は、徹底的な情報公開を行っている点です。本会議や委員会だけではなく、諸々の会議の内容も詳細かつわかりやすく公開されています。また、動画なども上手に活用しています。

 残念ながら、議会の意識の差が表れています。本県も頑張る必要があります。

 ○外国語のページを持つ議会…埼玉県議会、東京都議会、福岡県議会他

  神奈川県には約17万人の外国人登録者がいます。従って、主要言語で県議会の概要を紹介するホームページを持つことは、外国籍住民の県議会への理解を深める上でも有効です。

  例えば、福岡県議会では、英語、中国語、韓国語のページを公開しています。