家の近所にある松風園を視察しました。

松風園は、指定知的障害児通園施設である第1松風園と指定生活介護事業を扱う第2松風園からなります。平成17年より大和しらかし会が指定管理者として運営しています。当時の指定管理の審議には、市議会議員として関わった経緯もあります。
施設長、理事長と意見交換を行った後、職員の方の案内で施設を視察しました。利用者の皆さんは生き生きと活動されていましたが、職員の皆さんの多大なご尽力があるのだと思いました。ちょうどボランティアの男性のハーモニカ演奏を聴く機会にも恵まれました。
一方で、いくつかの課題点もありました。今まで私が調査してきた県の福祉施設同様に、職員の待遇の問題があります。また、指定管理の構造的な問題がそれに拍車をかけています。指定期間が5年であるため、中長期的な経営方針が立たず、職員の昇給もままならないのです。
県議会では、福祉・医療施設における指定期間の延長を提案した経緯がありますが、市においてもこのような取り組みが議会から提案されることが期待されます。あとは、多少の予算の問題です。本当に多少の予算があれば、現場の苦労も緩和されます。市の財政は厳しいのかもしれませんが、ねん出できない額ではありません。これは、市長や議員といった行政経営に関わる者達の決断の問題でしょう。
今日は、来年の4月に市政に挑戦するあかみね太一君も一緒に調査に加わってくれました。福祉は特に現場を見ずして議論できない分野です。有望な若者に勉強する機会を提示するのも、私のような人間の責務であると感じています。
視察後、神奈川県議会に直行。代表質問が行われました。