●8年間の総括をする選挙
明日から、神奈川県議会議員選挙が告示されます。現在の公職選挙法では、
選挙期間中に印刷物を配布したり、インターネット上の諸ツールを更新す
ることもできない為、皆様に対する発信は直接街頭等で相対する形でしか
できなくなります。
今回の選挙は、私にとって私の8年間の議員活動のご評価を頂く選挙である
と位置づけています。8年前、24歳で市政に挑戦することを決意した時に、
多くの方々から「若者が1人議会に入って何ができるのか?」と問われまし
た。その答えは、8年間私が議員として歩んできた軌跡です。まだ、中途か
もしれませんが今までの取り組みを総括して有権者の方々に示し、審判を
仰ぎたいと思います。
●機能しない選挙制度
震災の影響もあり、選挙活動を自粛する雰囲気が高まっています。とりわ
け、選挙カーを使えないことで「政策を訴えられない」と嘆く声が報道等
では聞こえてきます。しかし、実際は選挙カーが使えたとしても、行われ
ることはせいぜい候補者名の連呼であり、日本の選挙活動において政策論
争が行われることはまずありません。これは候補者のやる気だけではなく、
制度的な欠陥によるところも大きいです。
昨年より、議会改革や議員年金制度改革について政策提言を行ってきまし
たが、この選挙制度の改革にも私は大きな関心を持っています。改選後は
諸外国の制度も調査し、徹底したフィールドワークを行いながら、提言活
動をすることをお約束します。
但し、現在の制度内でもできることもあります。例えば、選挙ポスターに
顔写真だけを掲載するのではなく、政策や実績を掲載することもできます。
欧米では政策伝達の主力手段である戸別訪問は禁止されていますが、街頭
を歩く人達に個別に政策を伝えていくことは可能です。今回も自分の身を
賭して新たなる取組を示したいと思います。
また、前回同様選挙カーを使用しないと同時に、選挙カーなど及び選挙ポ
スターにかかる公費負担は一切受け取りません。過去2回の選挙も、公費負
担請求額は当選候補中群を抜いて最低でしたが、今回はその額すら計上さ
れません。100万円以上の税金が浮くと同時に、公費負担制度のあり方に対
する問題提起をしたいと思っています。
●最後に
最近、久しぶりに街頭に立ちました。議会活動に集中するあまり、またそ
の後の震災の影響もあり、ほとんど街頭における訴えができずに多少負担
に思っていました。特定の組織や団体の支援を受けない私にとって、有権
者との対話こそが自分の立ち位置を把握できる唯一の手段だからです。
しかし、道行く方々から多くのお声かけを頂き、私が思っていた以上に
8年間の私の取り組みを見て下さっていた方々がいたのだと改めて感じま
した。議会活動だけは、誰よりも真面目に愚直に追求し取り組んできたと
自負しています。まだまだ至らない部分もあるかもしれませんが、市内唯
一の現職議員の候補予定者として、責任感をもって進んでいかなければな
らないと感じます。
最後になりますが、8年間私菅原直敏の議会活動を温かく見守って頂き、
時にはご支援を頂いた全ての皆様に感謝を申し上げたいと思います。多く
の仲間とともに、後悔をしないよう、自分の信ずる理念と政策を訴えてい
きたいと思います。