今日、私が新庁舎7階の控え室で職務に追われている中、5階では知事も参加して施設の建て替えを検討する会議が開催されていました。
そして、さまざまな意見を反映させるためには一定の時間が必要だとして、県は今年度中としていた基本構想の取りまとめの期限を今年の夏まで延期することを決めました。
知事、英断です。
そして、大規模建て替えというある種の暴挙に、毅然と連帯し異を唱えてきた県内外の当事者団体の皆さんの熱意の賜物でもあります。
また、今回は大新聞が東京都の話題ばかり目を向ける中、孤軍奮闘して、県当局とは違った視点で現場の声を取り上げ続けてきた神奈川新聞も、地元紙の面目躍如だと思います。
今回の知事の決断は、まさに私や私の会派の仲間たちが、議会内でずっと訴えてきたことでもあります。ほぼ全ての会派が大規模建て替え容認に傾く中、私の考えに理解を示し、共に訴えてくれた会派の仲間に感謝です。
夏まで時間があれば、様々な意見を伺い、多様なアイディアも出てくるでしょうし、関係各所の様々な協力も得られると思います。
かつて福祉先進県と呼ばれた神奈川県の新たな挑戦をともに目指していきたいと思います。
千里の道も一歩から
菅原直敏