県政調査2日目〜古賀病院における外国人患者の受け入れ
古賀病院21を訪れ、外国人患者の受け入れについて、院長などからお話をお伺いしました。
古賀病院では、PET検診なども含めて外国人患者の受けれを行なっており、国際部を設置しています。対応言語は、英語、韓国語、中国語、タガログ語、ロシア語です。
中国人、ロシア人、台湾人の方が多いそうです。韓国人が少ないのは、韓国自体の医療技術の高さや医療ツーリズムを進めていることもあるのではないのではないかとのことでした。
なぜ、久留米市にある古賀病院を選択するのかという点については、代理店やファシリテーターと言われる業者を通じて紹介されるとのことでした。
収益に占める割合については、PETですと、外国人患者が1割、日本人患者が9割とのことでした。外国人患者については、国際情勢の影響を受けることも少なくなく、外国人患者に依存する収益構造にするのはリスクとのことでした。
医療ツーリズムの観点からは、受信の後は、福岡市内や温泉に宿泊に行くことが大半なので、久留米市内における経済効果は限定的とのことでした。医療ツーリズムは、国と国との関係が悪くならない限りは、発展していくとのこと。
神奈川県でも医療ツーリズムに関する議論がなされていますが、現場におけるメリット・デメリット、その展望などを直接お伺いできたことで、より具体的なイメージを持って今後の議論に望むことができそうです。
千里の道も一歩から
神奈川県議会議員
菅原直敏