中国・深圳に行く前に知っておきたい10のコトその2
1.中国4大都市で南方にある
- 場所はどこ?

深圳(Shēnzhèn、シンセン)中国南部に位置します。緯度では台湾の南部の都市、台南市と同じくらいです。私たち日本人にも馴染みの深い香港の真北にあり、香港から電車やタクシーでも1時間以内で訪れることができます。香港と深圳の間には境界があり、出入国審査が行われています。

日本からのアクセスについて、日本から深圳への直行便もありますが、便数が少ないため、香港経由で行く方法を選ぶ人も少なくありません。香港までは東京から5時間、深圳までは公共交通で1時間、途中入国審査などの手続きがあるので、所用8時間くらいで到着します。
南方にある都市ですので、最も寒い1月の最低気温でも12.5度であり、東京の2.1度よりもはるかに暖かいです。日本が大雪であった1月に訪れた際にも薄い長袖のシャツでも大丈夫でした。
参考:香港空港から深センへの行き方(フェリー・MTR・リムジンバス)まとめ(出典:C-study)
- 中国4大都市の一つで人口が爆増中
中国4大都市の一つで、「一線都市(政治経済で重要な地位を占める都市)」に分類されており、以下の4大都市の頭文字をとって「北上広深」とまとめて表現されることもあるようです。
北京市 2,170万人(2015年常住人口)
上海市 2,419万人(2014年常住人口)
広州市 1,404万人(2016年常住人口)
深圳市 1,191万人(2016年常住人口)

出典:「2017年深圳人口大数据分析:户籍人口增加近50万人」捜狐
人口のカウントの仕方によっては、人口が1,500万人を超えたと報道するものもありますが、人口は加速度的に増えています。深圳市( 2,050㎢)と東京都( 2,188㎢)の面積はほぼ同じことを考えると、深圳の発展がいかに著しいかがわかります。
- 珠江デルタは世界最大の都市圏
2015年1月27日、世界銀行のレポートは、広州、佛山、深セン、東莞からなる珠江デルタ地域は東京を超え、面積、人口ともに世界最大の都市圏となったと伝えました。珠江デルタとは、中国珠江河口の広州、香港、深圳市、東莞市、マカオを結ぶ三角地帯のことです。2014年の域内総生産額は5兆7650億元であり(約102兆円)であり、人口規模も7,000万人弱になります。
中国国営の新華社通信によると「珠江デルタの域内総生産(GDP)が2030年までに4兆6200億ドル(約505兆円)と、昨年の1兆3800億ドルから3倍以上に増える見込み」との報道もありました。
なお、日本の2017年名目GDPは546兆円、東京都の2016年の名目GDPは94兆円です。
千里の道も一歩から
神奈川県議会議員
菅原直敏