2021年12月14日、国際文化観光・スポーツ常任委員会が開催され、賛成の立場で意見発表を行いました。
質疑の様子は、神奈川県議会インターネット議会中継でご覧になれます。
意見発表の概要は以下の通りです。
1.新型コロナウイルス感染症の状況を踏まえた観光施策の対応について
「地元かながわ再発見」推進事業費(かながわ県民割)及びかながわ旅割実施事業費(かながわ旅割)について、新型コロナウイルス感染症により深刻な影響を受けた観光事業者を支援するという目的については、国からの予算を活用しなければならないという点も加味し、一定の理解をします。
一方で、今後新型コロナウイルス感染症が再拡大し、事業の延期、中止等の判断が迫られることが想定されます。過去のGotoトラベル事業における国の事業延期判断の遅れも教訓として、事業延期・撤退の基準をある程度明確にした危機管理体制で臨むことを求めます。
また、かながわ旅割事業については、政策目的から観光事業者にとって観光客が少ない時期に重点的に用いられることこそが重要であり、割引の有無で観光客の数に影響が少ない、土日祝日や長期休暇は設定の範囲外に置くことを改めて検討することを求めます。
さらに、このような旅費割引対策が、真の意味で地域振興につながっているのかや、旅行事業者のみを対象にすることの是非等といったことは、今回の事業を通じて、しっかりと検証し、今後の施策に活かしていって頂けたらと思います。
2.第34回全国健康福祉祭神奈川・横浜・川崎・相模原大会(ねんりんピックかながわ2022)に向けた主な取組について
本県における「ねんりんピックかながわ2022」が盛会に開催されることを祈念しております。
その上で、想定される新型コロナウイルス感染症の拡大において、延期・中止等も残念ながら想定し、危機管理としての撤退戦略を併せて持っておくことも重要であると、改めて付言します。
以上、賛成。