
始発から、鶴間駅西口で駅頭議会報告を少し行った後、県庁に向かいました。今日は、朝一で総務政策PTの県内調査を行うためです。みなとみらい駅で降車して少し歩きましたが、早朝のみなとみらい地区も素敵でした。
本日調査した箇所は以下です。
横浜県税事務所
神奈川県統計センター
シンクタンク神奈川
神奈川県自動車税管理事務所
職員キャリア開発支援センター
●横浜県税事務所
県内の県税事務所の中でも扱う業務範囲が広い事務所。税に関する基本から、横浜市内の企業に関すること及びインベスト神奈川と増収効果等、様々な点について意見交換を行いました。税務の専門家のお話は大変勉強になりました。
●神奈川県統計センター
神奈川県の統計を扱う組織。但し、実際は国からの法定受託事務の割合が多いです。統計は行政運営の基本です。柔軟な職場環境の雰囲気についても伺う。昨日よりメールマガジンの発行を始めたようです。私も登録しました。
●シンクタンク神奈川
昨年の組織改編に伴い、自治総合研究センターから分離して設置された組織。「神奈川県大学コンソーシアム」の形成など掲げる目標は高い。現在は、現実に出来る範囲から研究を行っています。このシンクタンクの構想は長洲県政にまで遡るようです。私が委員会で取り上げてきた「県政運営における広報・広聴のあり方」についても今年度研究をしていることを初めて知りました。その研究成果に期待をしたいと思います。
なお、本来シンクタンク機能というのは自治体の外部にこそあるべきというのが私の基本的な考え方です。そういう意味でも、どのような成果を目指し進んで行くのかは注視するところです。

道中の弘明寺商店街で、城田学議員と昼食。活気のある商店街でした。
●神奈川県自動車税管理事務所
県内唯一の自動車税に関する事務所。自動車取得税と自動車税を扱っています。所長以下職員の方々から非常に有益な視点を頂くことができました。自動車関連税に関する大きな矛盾も理解できました。これらの点については後日。
●職員キャリア開発支援センター
昨年、自治体総合研究センターを再編し設置された組織。職員の人材育成や研修について扱っています。現在はあたらしい人材育成マスタープランに基づいて、職員のキャリア開発の支援を行っています。
昨年より、神奈川県では管理職登用試験を始めました。試験の内容は
論文
面接
人材アセスメント
です。今年からは論文が外れたようです。
部長面接→副知事等の面接を通じて、最終決定するようです。
私が気になったのは、客観基準と呼べるものが人材アセスメント(外部委託)以外存在しないことです。管理職試験を受ける為には局の推薦も必要とのこと。
筆記試験を設けると職員がそちらばかりに集中してしまうのでというのが、筆記を課さない理由のようだが、現在の制度のままでは、既存の管理職の「手心」が試験に影響することは避けられません。このような手心は完全に排除することはできないですが、試験制度を設定したのであれば、出来得る限り抑制する運用をすべきだと考えます。
登用試験の方法が1つである必要はありません。いくつかの入り口を設けることも必要ではないでしょうか。いずれにせよ、より多くの職員が納得する運用が最重要です。「行政内部の政治」に泣かされてきた多くの有能な職員にお会いしてきた上での感想です。
研修風景をのぞいてきましたが、職員の方がは熱心で真剣そのものでした。研修プログラムも充実してきました。あとは、そのスキルが生かせる職場作りが並行して必要であると考えます。

久しぶりに一日5箇所のタイトな調査でしたが、多くの素晴らしい職員の皆様にご対応頂き、有意義な調査を行うことができました。
ありがとうございます。