調査活動

ミニ四駆ってセブ島で作られているって知っていました??

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セブ州の経済特区MEPZにあるタミヤの工場を訪れました。タミヤと言えば言わずと知れた日本最大の模型メーカーです。ミニ四駆やラジコンも製造しています。日本男子であれば一度は遊んだことがあるでしょう。
そのタミヤの海外唯一の自前の工場がこのセブにあります。しかも、進出したのが早かったため、その地域一帯はタミヤ地区と呼ばれています。タミヤ製品の製造は国内よりもこちらの方が多いそうです。
現地の工場の責任者の日野さんから工場の説明を受け、工場内を案内して頂きました。

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まず、印象に残ったのは、従業員の皆さんの働きぶりが非常に勤勉であったことです。熱心に仕事をしていました。

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次に印象に残ったのは、単純労働だけではなくクリエイティブな作業も現地の従業員が行っていたことです。海外に進出する理由は単純労働を求めて行くものだと思い込んでいましたが、既に企画部門を担える人材がしっかりと育っていました。
最後に印象に残ったのは、子どもの頃から親しんでいたタミヤという会社の主要な機能が日本とセブで担われていたという事実です。現在セブの工場が火事等でなくなってしまったら、タミヤは多分相当な打撃を受けると思われるくらいセブの工場を拠点化しています。

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昼食は地元の日系企業の経済人の方々と意見交換をしながらとりました。外から見た日本に対するご意見を伺い、非常に考えさせられることばかりでした。
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午後はセブで日本人を対象としたリハビリテーション事業を展開するビジネスを行っている事務所を訪れました。私が訪れた時はリハビリは行われていませんでしたが、現地の方々が日本語を勉強されていました。日本語対応が必要となる為です。

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夕刻には新日系人協会の理事長である岡さんから、日比の歴史や片親支援についての取り組みについて伺いました。日本人の父親を持ち、片親で暮らしているジャピーノの言われる子どもたちは日本国内の統計だけで15万人、フィリピン国内の案数も含めると総計30万人とも言われているそうです。
このような支援の取り組みについては日本政府の理解が不可欠であるとのことでした。

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セブというとビーチリゾートのイメージしかありませんでしたが、実際に訪れてみると、それは単なる一面であることがよく理解できました。