
綾瀬市にある神奈川県警綾瀬合同庁舎を視察しました。
「綾瀬市への警察署設置(次善策として活動拠点)」とは、私が2007年の県議会議員選挙に公約した事です。さらには、2003年の大和市議会議員選挙の際に公約した「大和市の治安回復」にまで遡ります。
この綾瀬警察署の設置は、よくありがちな地域への利益誘導一辺倒な考え方から出て来たわけではありません。現に私は大和市の市民です。
実は、県内54警察署の内、大和市と綾瀬市を所管する大和警察署の犯罪発生件数は当時ワースト3に入っていました。一方で、大和警察署の管轄する人口は30万人程度と全警察署の中でもやはりベスト(?)3を争っていました。
特に大和市と綾瀬市の間には厚木基地があり、お互いを行き来する道路も渋滞が頻発し、大和警察署のみで両市を管轄し、治安を維持していくよりも、綾瀬警察署を分離させお互いの市の治安維持に集中できる状態を作り出す事が、綾瀬・大和両市の治安回復に効果的であると考えました。
そこで、県内の警察署の配置を調べてみると、葉山町は人口3万人強で葉山警察署があり、鎌倉市は人口17万人で鎌倉・大船の2警察署が設置されています。歴史的な沿革があることも理解しますが、より時代に合った警察署の配置を考えていくべきではないかと思い、2007年の一般質問でも取り上げました。
その後、2008年に綾瀬警察署までは行きませんでしたが、綾瀬合同庁舎(大型交番)が綾瀬市役所の前に設置されました。今回はこの運用実態について調査を行いました。
綾瀬警察署の設置については、人員の配置の点で得に困難があり、この点の解決には国に対する働きかけも必要になってきます。従って、中長期の視点としてはこの人員の部分の解決を目指しながらも、短期的にはこの拠点の運用改善でより綾瀬市民にとって利用される施設にしていく必要があると考えます。
平日の暑い中職員の方々に対応頂き大変感謝しております。