
菅原直敏の代表質問が終了しました。
1.行財政改革について
行財政改革について、職員給与の恒常的な引き下げを提案しました。知事は明確な答弁を避けましたが、職員にご負担を頂くという方向性は共有できていますので、暫定的な引き下げであっても自動的に給与が元に戻らない条例作成の提案を併せて行いました。
昨年より辛抱強く、県の財政状況の厳しさを指摘しましたが、1年経ち知事にもご理解頂けた形です。昨年の同時期の答弁とは180度方向性が変わりました。
また、二重行政については基礎自治体と協議の場を設けるように提案しました。
2.神奈川県の海外戦略について
本県の産業政策における海外戦略について、海外事務所のあり方について及び県庁内の国際人材の育成について質疑・提案を行いました。
特に国際人材の育成については、県庁内の職員の語学研修や民間からの国際人材の登用等に対して推進する旨の答弁を頂きました。
3.神奈川県の広報・広聴媒体間の連携について
マスコミ出身の黒岩知事だけに、本県のメディア活用は比較的うまくいっていますが、さらなる高みを目指して様々な質疑・提案を行いました。
本県の外国向けホームページの抜本的改革という提案も受け入れて頂きました。今後に期待です。
4.教育におけるICT活用と国際人材育成について
本県から国際的に活躍できる人材を輩出すべく、表題の質疑・提案を行いました。私がずっと取り上げて来たシチズンシップ教育同様に、日本のこの分野における教育を牽引していくように教育長に申し上げました。
5.警察署の新設・再編等について
私の公約でもある綾瀬警察署の設置も絡めて、県央地域及び県全体の警察署の新設・再編等について質疑・提案を行いました。
中長期的には警察署の新設・統廃合を妨げない旨の警察本部長の答弁を頂きました。
また、平成21年に設置された神奈川県警綾瀬合同庁舎の運用の成果もあり、県央地域の治安もよくなって来ているとの事でした。
6.地方分権について
地方自治制度は最も私が研究・調査をしてきた分野の一つですので、最近知事が提唱している神奈川州構想(仮称)に厳しい指摘をさせて頂くと同時に、大都市制度について事務レヴェルではない形で協議の場を基礎自治体と持つ事を提案しました。
知事からは神奈川州構想に関わって「腹案」があるとの新規の答弁が引き出されました。

今回の代表質問は、多くの方々のご協力や様々な調査の結果、比較的私達の会派の提案も受け入れられ、また議論になっている部分の論点も明確になったのではないかと思います。