今年から自分の住んでいるマンションの管理組合の理事長を務めています。
私は以前からこの管理組合はまさによい自治の現場だと捉えています。
管理組合は、組合員(≒住民)の管理費によって予算組をして、共同住宅の管理を行っていきます。自分達の身近な財産の保全に関わるだけに、住民による自治の実感がわきやすいのです。
自分達で主体的に維持していこうという組合の場合は、管理のあり方もしっかりと議論され、適正な形でマンションが維持されます。逆に、住民の自治意識が薄く、管理会社に丸投げするようになると、運営に無駄が生じたり、管理費の滞納などで財政が立ちゆかず、外壁の補修すらもできない状態になったりします。
規模が大きなマンションであれば、予算は億単位にもなります。当然、緊張感もあります。
自己責任、住民の意思が結果に反映されるといった点を考えると、まさに住民自治の現場であると考えます。