昨晩、夜勤で出勤すると、私の担当するフロアーの入居者の大半がインフルエンザの陽性かその予備群に。また、嘔吐した人も現れ、ノロ対策のマニュアルに従った対応も。職員の中にも体調を崩して欠勤する人もちらほら出てきました。
感染が怪しい入居者は居室に隔離。当然、職員の仕事量は倍々に増えます。
免疫力が弱い人達が集団で生活する場における病気の伝染の怖さを改めて思い知らされました。
夜勤中に熱が急激にあがる人もいるため、常にバイタルサインをチェックし、看護師の指示を受けた臨時の投薬作業も行いました。
まさに、自分のフロアの利用者さんの命を預かっている瞬間です。もちろん、手に負えなくなったら看護師や医師にオンコールですが。
しかし、入居者さんを守ることも大切ですが、自分を守ることも大切な仕事。自分も病魔にかかって欠勤するようになれば職場にも迷惑がかかります。
この仕事についてからは、手洗い、うがい、消毒、マスクの着用、衣服の頻繁な交換など、教科書的に習ったことを徹底して実践してきましたが、昨日はさらに徹底。
マスクを三枚重ねて着用したり、手洗い、うがい、アルコール消毒等は危険性のある入居者さんに接するごとに行う等。帰宅後も衣服は全て洗浄し、体も隅々まで洗い流します。
それでも、インフルエンザ陽性でダウンしている入居者さんと密閉された居室で行わなければならない食事介助等はなかなかスリリングです。
今、インフルエンザにかかっていないのが不思議なくらいですが、介護職員としてはかなり高い経験を積ませてもらえました。