本日も一昨日に続いて産業労働常任委員会でした。
私も様々な質問を行いましたが、その中で厳しい指摘をさせて頂いたのが、神奈川県のふるさと納税への対応です。
ふるさと納税により、神奈川県は14億円の税収減となる予定です。このような中、県に寄付を頂いた方へ感謝の気持ちを表し、神奈川のファンを増やしながら神奈川の魅力を積極的にPRし、地域振興につなげていく取り組みをするために、来年度より返礼事業に乗り出すことになります。
内容としては、県に1回3万円以上の金額を寄付した個人に、その寄付額に応じて「県内で行われる体験型ツアー等」を返礼とします。ツアーは寄付額の3割程度です。当局からの報告内容は以下です。
1.バックヤードツアー
・大規模な立体交差の工事現場見学
・県営ダム見学 など
2.周遊旅行券
・工場夜景クルージング
・観光タクシー(1日券・半日券)
・人力車観光(1日券・半日券) など
3.アクティビティの参加券
・サーフィン
・ダイビング
・シーカヤック
・乗合船での五目釣り
・乗馬 など
4.観光施設等の利用券
・博物館
・動物園
・水族館
・日帰り温泉 など
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私はふるさと納税のあり方が過剰な返礼品競争によって歪められていると考えています。従って、この歪んだ制度運用の形を改めるように国に申し入れていくことがまず重要であると提案しました。
その上で、必要悪として返礼品競争に加わるのであれば、真剣に寄付をしたくなるような返礼品を揃えていくことも併せてしなければならないと提案しました。
一見すると矛盾する提案のようですが、県民利益のためにはこのような両輪の取り組みが不可欠であると考えています。
話を返礼品の内容に戻しますが、前述したツアーの内容は神奈川県外の人が3万円以上寄付したいと思える内容でしょうかという点で疑問ですし、実に大半の会派からそのような意見がでました。
皆さんはどのように思われますか???
参考:大手ふるさと納税サイト
千里の道も一歩から